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岡山大学医学部保健学科開設10周年、研究科開設5周年記念誌への寄稿

掲載日:2008-12-9 16:12:05

岡山大学医学部保健学科開設10周年・研究科開設5周年記念誌に、ときわ会会長の富田幾枝先生の原稿が寄せられましたのでここにご紹介いたします

大学の品格を決める力は同窓会にある

岡山大学医学部保健学科看護学専攻同窓会 「ときわ会」会長 富田幾枝

ときわ会は昭和41年に設立されました(資料1)。
最初 の構成校は大正10年の創立です。以後、7回の改組発展して今日に至りました。これ程進化した学校は少ないでしょう。各構成校はそれぞれの時代要請、趣旨をうけて差異があります。

例えば私は、看護学校で学生と専任教員を、短期大学と保健学科では教 授を経験しました。
在学当時の看護学校の一端を紹介します。12 畳の和室に学生は5〜6人、看護婦は4〜5人、 専任教員は1人、そして全員寮生活でした。そして、大浴場、大食堂ですから年齢を超えた文字通り「寝食を共」にした仲でした。今年 は卒業して50年です。毎年一泊のクラス会では寝食を忘れて語り合っています。

現代社会で、地域、職域、肉親、家族等、人間の繋がりの薄弱さが問題 視されています。自然が不思議で脅威で、火も水も食料も不自由であっ た時、人々は身を寄せ合い、助け合いました。個性とかプライバシーと か、個の確立とかの声を挙げませんでした。しかし、融合するのではな く、「けじめ」「しきたり」「行儀作法」「冠婚葬祭」などの文化的しかけがありました。今日ではどうでしょう。いつでも、どこでも、飲み、喰い、しゃべり、眠り、はたまた化粧し、「ノッペラボー」の傍若 無人の風俗が目に付きます。冠婚葬祭は専門業者の手によって商品となっています。

このようななかで、同窓会に着目するのは、人間の共感と連帯を取り戻そうとする一つの施策だと思います。
岡山大学では、各部所に散在していた同窓会を統合して「岡山大学同窓会」としました。昨年のことです。独立法人化した大学で、同窓会が財政的支援を期待され、又、人的資源のネットワークを導入して岡山大学で有能な人材育成を期すということでしょう。

ところで、昨今「品格」という語をよく目にします。品格とは、私の言葉で言うならば、「時間軸的思考」と「持続的する志」です。つまり、歴史的連続線上の一点に在ることの意義と責任を自覚して、志を我が身を通して実現していく過程だと思います。同窓会が単に懐古談、美化した体験、増幅した恨みを語る集団ではなく、ーらの経験から学ぶ事は何か、何を次世代に伝えるか、どのような条件を整えるか、ぬね荵峺の集団の実践であるべきです。その意味で、「ときわ会」と会員がその名に示した、設立時の趣旨にのっとって、常に深い縁で地を潤し、人を癒す実践を末長く続けていく集団であることを切に願って、この保健学科10年の節目に示しておきます。

資料1 「ときわ会」構成校の歴史

大正10年4月(1921年) 岡山衛生会産婆看護婦養成科開設

大正11年4月(1922年) 岡山医学専門学校附属医院産婆看護婦養成科と改称

昭和20年4月(1945年) 岡山医科大学附属厚生女学部と改称

昭和23年6月(1948年) 厚生女学部に甲種看護婦養成を併設

昭和24年12月(1949年) 岡山大学岡山医科大学附属厚生女学部と改称

昭和26年4月(1951年) 岡山大学医学部看護学校と改称

昭和61年10月1日(1986年) 岡山大学医療技術短期大学部看護学科と改組昇格(至 平成14年)

平成10年10月1日(1998年) 岡山大学医学部保健学科看護学専攻と改組昇格

平成15年4月1日(2003年) 岡山大学大学院保健学研究科修士課程設置

平成17年4月1日(2005年) 岡山大学大学院保健学研究科博士課程設置 (修士課程を博士前期課程と名称変更)

註)昭和41年11月 それまでの構成校の同窓会を統合し「ときわ会」と称して同窓会が発足した。病院の南橋にある常緑樹の緑深い場所にある看護婦寮の「ときわ寮」に因み、初代会長が名付けられた。


資料2 歴代「ときわ会」会長名

初 代 武田登亀世 昭和41年11月23日〜46年6月6日

第二代 石田 鋭恵 昭和46年 6月 6日〜49年5月19日

第三代 阿部寿満子 昭和49年5月19日〜平成17年8月7日

第四代 富田 幾枝 平成17年8月7日〜現在

註) 初代より第三代までは、当時の岡山大学病院の看護部長現職者が着任した。


資料3「ときわ会」構成校の卒業生数と会員数(平成20年9月現在)

イ)産婆看護婦養成科(第1期〜27期) 1,134名

ロ)厚生女学部(第1期〜5期) 197名

ハ)看護学校 (第1期〜39期) 1,628名

ニ)医療技術短期大学部(第1期〜12期) 927名

ホ)医学部保健学科看護学専攻(第1期〜6期) 新規入会者数400名、卒業生数525名 註1、3) 
              卒業生総合計 4,411名 註2)


へ)大学院保健学研究科博士課程看護学分野 新規入会者数5名卒業生数51名 註3)

註1) ホ)保健学科卒業生数525名のうち、編入学したときわ会会員数は7名であり、新規入会者数はこれを含まない。

註2) イ)〜ニ)については卒業生数と同窓会会員数と同数であるが、ホ)では会費納入した数となり、ときわ会会員数は、卒業生数より減少している。

註3)ホ)保健学科卒業生については卒業時の任意入会者数である。
参考:「ときわ会」入会者数/保健学科卒業生数は、 1期:47名/84名、2期:87名/89名、3期:69名/86名、4期:68名/88名、5期:84名/93名、6期:45名/85名である。

註4) へ)大学院保健学研究科卒業生数51名のうち、課程修了(前期・後期)したときわ会会員数は延べ14名であり、新規入会者数はこれを含まない。


資料、 ときわ会ホームページアドレス

http://tokiwakai.net/ 2007年12月に開設

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