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「胡蝶蘭に見守られて」山谷看護協会長寄稿

掲載日:2010-8-18 8:10:43

ときわ会ニュースにも載せたように、2010年7月1日、看護学校17期生の山谷富美枝様が岡山県看護協会の協会長に就任されました。
この機会に是非ときわ会の為に筆を執っていただきたいとお願いしたところ、ご快諾いただきましたので内容をご紹介します。
山谷協会長にはこの場を借りて御礼申し上げると共に、今後の益々のご活躍をお祈りしております  ときわ会広報




          胡蝶蘭に見守られて

                        山谷 冨美枝

 岡山県看護協会の会長室にある胡蝶蘭の一つひとつの花から「ガンバレ」、「大変だな」「笑顔だよ」・・・などのメッセージが私に送られてきます。この胡蝶蘭は私が平成22年7月から岡山県看護協会長に就任したお祝いに、ときわ会の皆様からいただいたものです。会長という大役に戸惑い、大きな不安を抱えて毎日を過ごしている私にとりまして何よりの贈り物でした。本当にありがとうございました。この場をお借りして心から御礼申し上げます。
 昭和42 年に第17期生として卒業して以来42年間、看護職を続けてまいりました。学生寮で先輩と共に過ごした時期もありました。畳の部屋で火鉢を囲んで遅くまで話したことや、実習場所ではモーニングケアをそこそこに食堂に行くことを教えてもらったこと等はとても懐かしく、楽しく思い出されます。阿部滋子先生の凛とした厳しさに包まれながら、知識・技術そして人間性豊かな教授陣に恵まれて学生時代を過ごしたことは私の看護の核となっております。大学病院の小児科勤務はわずか2年ほどでしたが、学生時代の学びを揺るぎないものに、そして看護に携わることに誇りを持つができる私自身を育てていただき、今の私が存在しているのだと感じています。
 8月8日に岡山県と看護協会の主催で看護進路ガイダンス・看護就職フェアが岡山市で開催されました。その時に「あなたに伝えたい看護の魅力」について大学病院勤務2年目の看護師と看護学部3年生の学生の方たちが講師を務めて下さいました。堂々として、看護の道を選んだきっかけと現在、そしてこれからの夢を語る若人に胸を打たれ、ひとりの先輩として勇気をいただきました。私は、最先端の医療現場や大学での学びの中にしっかりと看護の心が育っていることを実感することができたのです。
 真庭市の自宅、看護協会のある岡山市、そして備前市の実家を行き来しながら私なりに精一杯、前を向いて歩いていこうと思います。
 今後ともご指導、ご支援の程どうぞよろしくお願い申し上げ、あわせて皆様のご多幸とご活躍を衷心からお祈り申し上げます。


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